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【感想】交通事故はなぜ起こる?-アマミノクロウサギを守るためには-|奄美分室で語りましょう

 

鹿児島大学の奄美分室にて「交通事故はなぜ起こる?アマミノクロウサギを守るためには|奄美分室で語りましょう」があったので行ってきました!

いやー、行ってよかった!

気になっていたことをこうやって直に聞けてしかも質問ができる機会、うわー!めっちゃ幸せだー!!!

奄美分室で語りましょうに行ったのは初めてでしたが、とても有意義だったのでまた行こうと思いました!

さて、すべてはまとめきれないので印象に残ったことだけ感想としてまとめますね。

 

↓告知記事↓

 

奄美分室で語りましょうとは

まず奄美分室で語りましょうとはなんだよ?という話なんですけど、研究成果をもっと気軽に知ってもらうための会だそうです。

確かにこういうのあると自由参加だし気軽ですね!

とはいえ、私以外はめっちゃ詳しそうな人だらけだったのでまだ認知度は低いんだろうなと感じました。

自己紹介をはじまって間もない時にして震えましたね。

何度か参加したら自己紹介にも慣れますかね・・・?

 

アマミノクロウサギのロードキルに関する研究

アマミノクロウサギのロードキルに関する研究の前に色々お話がありましたが、ここではアマミノクロウサギのロードキルに関する研究を先にまとめます。

 

アマミノクロウサギとは

アマミノクロウサギはどういう立ち位置なのか、という話が先にありました。

 

  • 道路を利用する動物
  • 観光資源としても重要

 

うむうむ。

アマミノクロウサギは糞を10分~30分かけてするんですけど、ハブをよけるために開けた場所、つまり道路でふんばるんですよね。

だからこそナイトツアーで必ずみられる天然記念物という事もあり、観光資源としても重要だというお話がありました。

 

自然遺産登録があれば観光客が増え、交通量が増え、ロードキルも増えるだろう

世界自然遺産登録になれば、観光客が増えて交通量も増えるので、ロードキルも増えるだろうという話がありました。

ロードキルはツアーだとないのですが、観光客がレンタカーを借りて自分で運転して見に行くなどでロードキルも増える可能性があるという話ですね。

 

ロードキルは減速で減る

ではそんな人口増加によるロードキル増加はどう対策するのかというと、シンプルに「減速」で減らせるという話でした。

今でも看板や減速帯があるので対策はされていますが、しかし看板や減速帯はあまり意味がないそうです。

というのも、どこでも看板があると「またか~」と慣れちゃうし、慣れると注意しなくなるんですよね。

 

そこで動物検知システムを用いた減速効果を検証してみた

看板や減速帯があっても慣れてしまう、ということで動物検知システムを用いた減速効果を調べたとのこと!

動物検知システムというのは赤外線センサーで動物を見つけて、見つけられたらライトが付くという仕組みのものです。

でもただライトがついただけでは意味が分からないので、「動物出没中!スピードおとせ!」と書いた看板にパトランプをつけ、ウサギが感知された時にパトランプがつくという仕組みにしたそうです。

 

動物検知システムが効果あるか検証結果

なんもない時、看板だけの時、パトランプがある時を比べて検証をした結果がこちらです↓

 

  通過点前の速度 通過後の速度
なにもない時 14.8km/h 14.4km/h
看板だけの時 17.4km/h 14.1km/h
パトランプがある時(動物検知システム) 13.1km/h 11.0km/h

 

検証は三太郎峠でしたみたいなんですけど、基本的にどれも速度は遅めで良いな!と思いました。

クロウサギエリアだとわかっている三太郎峠なので気を使って走ってくれている人が多いからこそでしょうね。

時速が1.6km下がると事故率も5%下がると言われているとのことなので、このパトランプ看板が採用されるとロードキルも減るんじゃ?!と期待しています!

 

パトランプ効果はロードキル減少だけじゃない

  • 安全な走行
  • 自然への理解

 

パトランプ(動物検知システム)つき看板のメリットは安全な走行と自然への理解だというお話もありました。

安全な走行も大切ですが、自然への理解が深まるのも確かに大切ですもんね。

パトランプがついてたら「今いるのかな?」って野生動物に対して興味を持つようにもなるだろうし、島の人もまだまだ島の生き物を知らない人がいるでしょうから、こういった仕掛けで興味を持つ人が増えるのは喜ばしいなと思いました。

 

ロードキルに興味を持ってもらうためにアプリを作っているところだそうです

海外ではロードキルアプリがあるそう。

ロードキルされた生き物が居たらみんなでシェアするというものです。

日本にはないので、今作っているようですよ。

ロードキル減少は生き物への理解が必要ですし、どんな生き物がどれくらい死んでいるのかを把握するのは全国的にも意味がありそうです。

というか日本はどんな生き物がどれくらい死んでいるかちゃんとデータに残していないって話もあったんですよね。

このアプリでそういうデータも集めていけたら全国的なロードキル対策ももっと深く、みんなも知れるようになるし良いなあと思いました。

 

ロードキルをなくすためには?こういう意見もありました

参加者から、ロードキルをなくすためにはこういうのはどうなんですか?という提案がありました↓

 

  • アスファルトをなくしてでこぼこにする(時速が落ちる)
  • 一方通行にする
  • ツアー自体をなくしてしまう

 

色々な場所でロードキルについても話し合われていることが垣間見える提案でした。

アスファルトをなくしてぼこぼこにするというのは面白いですね。

前例がないのでどうとも言えないそうですが、面白いかもしれないとも言っていたのでいつか試されることがあるのかな?

一方通行については、一方通行にしたら我先にクロウサギを見たい!という人たちの交通整理になるからいいのではという話でした。

あと、一方通行にしたら車が真ん中を通ることになるので、クロウサギを轢く率も減るのでは?という話もあり、なるほどなと思いました!

確かにクロウサギのうんこって道路の真ん中に何故かある時もあるけど、だいたい路側帯の近くですもんね。

これはいい提案だ・・・!みんな色々考えているもんですね。

 

ツアー自体をなくすのではなくて生き物に興味を持ってもらう方向性が良い

ツアー自体をなくしてしまうのもいいのではないかという意見もあったのですが、ツアーがなくなっても地元民や観光客が車で乗り入れれば意味がないですし、それにツアーではゆっくり走行が基本なので基本的にロードキルにはあわないんですよね。

なので、ツアー自体をなくすのではなくて生き物に興味を持ってもらう方向性が良いのではないかという話がありました。

というのも、ロードキルしてしまう人というのはクロウサギだけが目当てな人が多いんですって。

クロウサギが目当てだから急いで見に行こうとしてひいてしまうのだとか。

けれど他にも生き物がいるとわかると、ケナガネズミなんかは上を見ないとわからないのでゆっくり走行になるわけです。

こういうプラスの方向はいいなあ・・・。

奄美を知ってもらえるし、走行はゆっくりになるしでいいことづくめですね。

うまく生き物をしってもらえる仕組みができるのかな?ワクワクです!

 

ロードキルをしないための走行速度

会が終わった時に先生に安全な速度について聞いたところ、普段は20km/hくらいでいいけどカエルがいる時期は10km/hが良いかなあ、という回答をもらいました!

つまり安全な走行速度は10km/h以内!

これはとても知りたいことだったので聞けてよかったー!

人見知りながらに頑張りました!

これを聞きたいがために行ったようなもんなので嬉しいです!先生ありがとうございます!

 

クロウサギ以外の話題!

講師の浅利先生は北海道を拠点にしている方で、クロウサギの話以外はほとんど北海道の話でした。

全部メモれなかったので、メモれた部分だけ箇条書きなどします!(メモったのに意味わからなかったのは飛ばしてます)

ほぼメモのうつしなので見なくても良いです・・・!

 

北海道の生き物など

  • 北海道はモモンガがめっちゃいる
  • 北海道のダニはライム病になるリスクがあるけどどこにでもいて、地元の人はとても気を付けている
  • エキノコックスはキツネやネズミがもっていて人に移ると病になるよ
  • 麻酔は多くても少なくてもダメで、適切な量は体重を測らないとわからない
  • 日本リスはほとんど地面に下りてご飯をたべないのに、北海道のリスはのんびりで地面を走り回ることもある
  • モモンガの滑空率を調べたらどれくらいの木の長さが必要かわかるので「伐採するならこれくらいは残して!」など言えるようになる

 

野生生物をおびやかす問題

人のために何かを作ると・・・

  • 野生生物の生息地減少・消失
  • 地形や微気候など変化
  • 移動・分散・個体群交流の阻害

 

2050年までに2500万kmの道路が作られる

  • 日本は新しい道路を作ろう!とかはない
  • 日本の道路は密度が高く、これからは維持管理の時代
  • 道路建設による影響は長期的に蓄積して野生動物の個体群に影響を与える

 

ロードキルの要因

  • 従来の移動ルートを変えない特性
  • 種ごとの行動習性
  • 利用
  • 道路上のえさの利用(ロードキルされた動物を狙ってきた動物が轢かれる)
  • 車がきてもパニックになるのか最悪なタイミングででてきてしまうことも
  • 道路が日にあたって温かいところで温まってしまう動物が轢かれることも(奄美だとキノボリトカゲが道路で暖を取ることがあるそう)
  • コウモリも超音波があるけど引っかかって死ぬこともある

 

何故、野生動物は道路に入ってくるんだろう?

  • フェンスがない
  • フェンスの隙間(構造物の隙間、土の隙間、メッシュ)
  • フェンスの乗り越え

 

↑埋めるためにドレスネットをつけているところが多い。

エゾジカは臭いや光、あんまり効果がない。

 

どうぶつのための道路

  • 中型の哺乳類に効果があり
  • 建設と維持コストが高い
  • 維持コストは道路そのものより周りの木のパトロールが必要で高い
  • どこでも効果があるわけではないけれどその場所や生き物にあったものなら◎
  • 色々なオーバーパス(動物のための道路)があるが、海外は何に対しての道路かわかりやすい作りになっている、日本でもそうしたら意識向上になるのではないか

 

アライグマ

  • アライグマは畜産系に被害を生んでいる
  • 病気を運び病気がうつると牛など使い物にならなくなってしまう
  • 乳頭をかじられるなど被害がでている

 

アライグマは天敵がいない上に子供も死なず、病気にもならないし死ぬような寄生虫も居なくてとても強いそうです。

勝てず厄介だと言う話でした。

アライグマはタヌキの生息地の横取りが懸念されていますが、それよりもカエルやサンショウウオを食べてしまうのでそっちのほうが問題だという話でした。

タヌキについてはタヌキもアライグマも同じ場所でカメラで撮影されていることからそっちにはそこまで影響が出ていないのではないか?という仮説もありました。

 

まとめ

私の頭がついていかず、ほぼクロウサギのところメインで書きましたが北海道の動物のお話も沢山!楽しかったのでまた行きたいです!

思ったのですが、こういうのって行く前に質問とか知りたい事をまとめてから行った方が良いですね。

その方が質問しやすいし、てんぱらなくて済むのではと・・・!

次からは気を付けたいです!

あとトイレ、事前に行こうと思います。

ではでは♪

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