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【感想】あまみならでは学舎2回目「傷ついた野生生物を見かけたら」に参加してきた!

奄美は梅雨明けしていないのにめちゃくちゃ暑いです!

32度あるなんて聞いたけどもっとあるんじゃないか?!

まるで8月のようだなと思った今日この頃ですが、奄美図書館にてあまみならでは学舎2回目「傷ついた野生生物を見かけたら」という講演がありましたので参加してきました!

奄美は野生生物が人里にもしれっといる島、こういうのはちゃんと勉強しておかないとなと思っていた矢先だったので渡りに船でした!

コロナがあるから中止になる可能性もあったとは思うのですが、なんとか中止にならず💦聞けて本当に良かったです。

会場も人との距離を開けた椅子の配置だったのでその点も良かったです◎

※講師の名前はあえて伏せています(察してね!)。

あまみならでは学舎2回目「傷ついた野生生物を見かけたら」

主に、

  1. 野生動物救護とは何か?
  2. なぜ野生動物を救護するのか?
  3. 実際の救護とはどういうものなのか?
  4. 救護にいたる原因とは
  5. 救護するために必要な「動物の知識」(なぜ知識が必要なのかなど)
  6. 事故が起こる原因
  7. 怪我をした動物を見つけたらどうしたらいいのか?

というようなお話がありました!

このすべてをレポるのは大変というかそれはどうなんだ?!という気持ちもあるので、心に残ったところをピックアップしながら感想をつらつらしていきます。

(全部正確に書いてはないです!すみません!)

野生動物は野生動物のままにしておくことが大切

野生動物の救護は可哀想だからするのではなくて、自然を守るためにすることという話がありました。

そのため野生動物の救護は助けて終わりではなく、助けた1羽が未来の100羽になるようにするものと。

私は今まで救護は矛盾しているものではないのかな?と思わなくもなかったのですが、今日の「野生動物は野生動物のままにしておく」というお話を聞いて救護の意味を自分なりに理解した次第ですよ。

救護は命が育まれるベースをこれからも続けるための関与

私たちは生態系の恩恵を受けているわけですが、生態系の恩恵は私たちだけではなく、地球に生きるすべての生き物に必要なものです。

というかこれがないと息が出来なくなるし、ご飯も食べられなくなるし、まあ絶命しますよね、みんな。

そんな生態系の恩恵は野生の生き物がおそらく無意識に作るわけで、そんな野生の生き物を助けるにあたり構いすぎるなどして野生動物だったのに野生動物だった何かにしてしまえば本末転倒なわけですよ。

だって野生動物だったものを野生動物だった何かにしてしまえば、生態系から外れてしまう可能性すら濃厚になりますし、戻せないという事はその時は少しの損失かもしれませんがそんなことを続けていけばいずれ大きな損失となり、生態系がガッタガタになります。

ガッタガタになればベースもガタガタになり、救いたかった、救ったと思っていた命が延長線上で絶えてしまう可能性すらあるわけですね。

救ったはずなのに結局は人のせいで消してしまった、と。

救ったはずの個体でなくても、その子供だったりがまわりまわって絶えてしまっては……だから、そうならないように野生動物は野生動物のままにすること、これが大切だという話だったわけですよ。

ただ助けるよりも大変な野生生物の救護

ただ助けるよりも、野生生物を野生生物のままにして救護するって大変ですよね。

もう想像しただけで気が遠くなります。

私が知識を持っていないからかもしれないけれども、その個体の本来食べているものやどういう生活をしているかわからないとできないことですから、生半可な気持ちでできるものではありません。

先生も「前はダメダメだったと思う」ともらしていましたが試行錯誤の末の今なのでしょう。

でもわかっている先生がいるからって任せっぱなしにしてはいけないよなと思いました。

専門的に助けられなくても、せめて見つけた時はできるだけ良い対処をしていけたらと思った次第です。

野生動物を助けるためにはある程度の知識が必要

例えばアマミヤマシギがそこらへんに落ちていても、わかっている人なら「寝てるんだな」「また落ちているんだな」というのがわかるけれど、知らない人が見れば「あの鳥動かないしぼんやりしているわね、怪我をしているかもしれないわ」となるわけです。

しかしアマミヤマシギは落ちて来るのがデフォだし、道路で寝ていることもあるそう(あぶない)。

そんな落ちているだけのアマミヤマシギを誤解して捕まえるのは正しい救護じゃないですね。

だから知識がないと正しく救護できないこともあるというお話がありました。

アホウドリが山で見つかったことがある話

アホウドリが山で見つかったことがあるというお話がありました。

本来海に居るはずの鳥が、台風かなんかで飛ばされてしまったんだろうと。

こんな時、知識がなければ「山で見つかったから手当して山へ帰そう」となってしまうわけですが、知識があれば「この鳥は海の子だから海へ」と判断できるわけです。

飛ばされてきたアホウドリがちゃんと海へ行けるかはわかりませんので、基本は拾った場所に返すが基本だけれども、知識があるだけでしかるべきことができるってわけなんですね。

助ける時に必要な知識はこれ

動物の知識がなければ 助けることは出来ません

  • 種類が分からないと困ります
  • その種はどんな行動?群れ?夜行性?
  • どんな餌を食べている?
  • どんなところで、どんな生活をしている?

この知識があることでやっと動物の異常がわかるわけですね。

ただでも明らかにおかしい場合(目が合わない、近づいても逃げない)はとりあえず保護して電話というのもアリという話もありました。(保護するときは深追いしてまでしない)

動物自身の基本知識もそうですが、どうしてそのような状態になったか?も大切ですね。

その動物に何が起こった?

鳥が落ちていた!

  • 建物のそば?
  • 窓ガラスはきれい?
  • 景色を反射している?
  • 鳥の通り道?
  • これまでも同じように落ちていることがあった?
  • 野良猫は多い?
  • 道路は近い?

中々判断が難しいかもしれないけど、保護するときはこれらがわかるように写真を撮っておくと良いとのこと。

幸い現在はスマホに高機能カメラついているので、すかさず取り出して周りと怪我をしているとおぼしき生き物の写真を撮ってきましょう。

外飼いの猫が生き物を襲うのは当たり前、という話

外飼いの猫が生き物を襲うのは仕方ないですよね。

これはみんなわかっていることだし、猫に襲うなと言う方が無理というのも大体の人が知っているかと思います。

こういった話がありました。

外飼いの猫がハントした生き物を「可哀想だから」と持ってきた飼い主、持ってきた一羽助けても猫が外飼いのままなら意味がないのではないでしょうか、と。

猫にいくら言い聞かせても、猫はそういうものなので外に出す限り持ってきますよね……そしてそれを「助けて」と持ってくる飼い主の図って正直地獄です。ずっと続くやつ。

本当に猫に狩られた生き物を哀れだと思うなら、猫は室内飼いがいいですよね。

それに外ってやっぱ病気リスクも高まるし奄美大島に限らず道路には車通っているし、猫は可愛いので誘拐リスクだってある。

猫に野生動物を狩らせないためにも室内飼いの意識、高まると良いなと思いました。

怪我した野生動物へ対処するために

私が一番聞きたいと思っていたところこれ!

結構詳しい解説があったので紹介します。

まず、車に常に積んでおきたいものがコチラ↓

  • 段ボール(紙箱でも◎)
  • 軍手や使い捨て手袋
  • 新聞紙やペットシーツ、ティッシュ
  • タオル
  • デジタルカメラ(スマホでも◎)
  • 野鳥図鑑

結構すぐ揃うものばかりです。

奄美ならこの野鳥図鑑が良いのかな↓

怪我した生き物発見!本当に保護すべきか見極める

まずは落ち着いてよく見る!

いきなり触らない、捕まえようとしない

  • まわりの状況をよく見て、動物を観察
  • 人が近くにいって逃げるか?
  • 動物にとって人は最大の敵 力の限り逃げようとする、攻撃してくる

本当に保護すべき状況ですか?

たまに奥に行ってまで保護する方がいるそうですが、奥にまで追いかけなくても良いよと話がありました。

保護の必要があるか迷って放置するという選択も決して間違いではないという話も。

人間が見ていないだけで、野生生物は日々怪我したり病気したりしていますから、そこで助けない選択をしてもそれは間違いではないのだと。

野生の生き物は人が嫌いということを忘れずに、助けを求めてくることはないけど明らかにおかしければ保護という道もあるというのを忘れないようにしたいです!

つかまえるときは静かに

 

つかまえるときは、以下のポイントを気を付けながらなるべく静かに無言でやるといいとのことでした↓

  • 声をかけない
  • 目をずっとみつめない
  • 落ち着かせようとしない
  • 温めるために手で包まない

ナウシカスタイルはダメだぞということですね。

今日聞いてこなかったら、危うくするところでした……気を付けます!

保護する時はシンプルな箱の中にしておく

新聞やペットシーツを敷くだけで良い

新聞を裂いて入れたりしないでもいい

必要なら保温→羽を膨らましているとき

ペットボトルにお湯を入れてタオル等で巻いた状態にして、転がらないように

空気穴→不要

水、食べ物、とまり木→不要

段ボールに新聞紙やペットシーツを入れて、保護した子をいれたら蓋をする、これだけでいいとのことでした。

余計なものを入れると移動時にこぼれたり動物に当たって怪我するかもしれないしでやめたほうがいいと。

また、空気穴がなくても段ボールは紙なので平気だよ!とも!

人目線だと、開いてたほうが景色が楽しめるんじゃ?なんて考えたりしちゃいますが実際の所、突然知らないところに入れられて景色が見えたら「逃げたい!」ってなっちゃいますよね。

それはとてもストレスになるんで、視界を奪ってしまった方が良いとのことでした。(ストレス軽減的な意味で)

保護して移動する時は静かに、安全に

はこぶ時の一番のポイントです!

とにかく真っ暗にすること!

見えなくすることで、とても落ち着きます

明るくすることで、逃げようと暴れさせる元です!!

段ボールは密閉しても窒息することはありません


  • スピードを出し過ぎない
  • 温度に注意(特に夏)
  • 音楽やラジオはかけない
  • 事前に連絡
  • 途中途中に様子を見る必要はありません

もし移動中に死んでしまっても、それはそれでいいのだという話でした。

なんでも、保護されたものでリリースできるものは3割以下(全国平均もこれくらい)、他は死亡したりこのままでは生きていく方が可哀想な場合は安楽死、動物園などに移管などになるそうです。

保護したからと言って必ずしもみんな助かるわけじゃないんですね。(そりゃそうですね)

しかしだからといって「死んだら残念だった、おわり」というわけではなく、死んでもなお、

  • 保護原因のデータ(再発防止)
  • 個体の治療データ(さらに良い治療へと)
  • 死因究明
  • 死体を標本などにし活用
  • 記録を公開し生き物や自然に興味を持ってもらうきっかけに

というように活かされるとのことなので、死んでも無駄にはならないのです。

寄生虫なども大学に送ったりするのだとかで、研究に役立っているそうですよ。

もしクロウサギが弱っていたら・・・

そうそうあることではないとは思いますが、それでもクロウサギのロードキルがある以上、もしかしたら私たちも山を走り出くわすかもしれません。

そんな時は、以下の行動をとると良いとのことでした。

  • 環境省に連絡
  • いったん収容できそうなら収容
  • 爪の力は強いです、無理せず

クロウサギの脚ってがっしりしているので、おっとりしていると言っても暴れられたらどうしようもできないですよね。

保護は無理しない、これも鉄則ですね。

ヒナが落ちている場合は育てない!

ヒナが落ちている!

  • 基本は「鳥のヒナだ」と分かるくらいであれば、そのままにする
  • 自称「育てたことがある」人をあてにしないで!
  • 状況を相談してください

人が触ったら育児放棄するという噂もありますが、鳥のヒナだとわかるくらいになると親鳥も執着するそうで、そうそう放棄しないそうです。

一週間くらいなら覚えているとのことなので、拾っても元の場所に戻す方がいいと。

育てたことがある人がアドバイスなどしてきても、育てると野生の鳥ではなくなってしまうのであてにせず、まずは相談してくださいとのことでしたよ。

また、

注意!

  • 元気になりそうだから、数日家で見てみよう
  • ヒナだったから、育ててあげよう
  • 懐いてしまったから、そのまま飼ってしまおう
  • ちょっと珍しいし、飼いたい!

これらは違法行為になってしまいます!

動物病院は傷病動物の指定施設になっています

とのことなので、そもそもヒナ拾って育てちゃダメですね。

どうしても気になるようなら動物病院に相談ですね!

まとめ

まとまりのない感想になってしまいましたが、とりあえず段ボールを車につむところからですね。

奄美大島は山でなくても野生生物がいるし、というか屋仁川(飲み屋街)でリュウキュウコノハズクが保護されたこともあるという話を聞いてびっくりしました。

でも確かにふつうに移動しているだけでもルリカケスやサシバを見かけることもあるので、奄美ってそういう島なんでしょう。

この先もそんな素敵奄美でいられるよう、今日のことを覚えてようと思いました。おわり。

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