「3,000匹ノネコ殺処分計画」
という誤った情報に対して、ここでは「ノネコ管理計画は殺処分計画じゃないよ」という話をまとめます。
これも散々様々なところで言っている話なので、耳タコだとは思いますが、お付き合いください。
ノネコ管理計画は殺処分計画ではない
ノネコ管理計画を殺処分計画だと勘違いして、
「罪のないノネコを殺さないで!」
「悪いのは人間なのに猫を殺すなんてなんてひどい島なんだ!」
という声を上げる人がまだまだいらっしゃいますが、そもそもノネコ管理計画は殺処分計画ではありません。
ノネコ管理計画は殺処分計画だったらないはずの譲渡の道が組み込まれている計画
ノネコ管理計画がもし殺処分計画なら、捕獲もされずに殺処分という道を辿るでしょう。
しかし計画書にも記されているように、ノネコ管理計画は譲渡の道が組み込まれている計画です。
飼養を希望する者への譲渡に努め、譲渡できなかった個体は、できる限り苦痛を与えない方法を用いて安楽死させることとする。
「飼養を希望する者の譲渡に努め」
↑何故かこの部分をスルーされがちなんですが、奄美大島のノネコ管理計画では飼養を希望する人がいれば譲渡してもらえるんですよ。
殺処分計画だったら、こうもいかなかったでしょうね。
譲渡できなかった場合、結局殺処分なら殺処分計画なんじゃないの?というご意見もございますが
そもそもノネコ管理計画は、そのタイトルにもあるように「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画 (2018 年度~2027 年度)」なんですよ。
生態系保全がメイン、そのためにノネコを捕獲しますよという計画であるため、ノネコを殺処分することを目的とはされていないんですよね。
つまりノネコは山から出せれば問題なく、何が何でも殺処分する!という話ではないため、殺処分計画ではないのです。
言ってしまえば譲渡者さえ居れば殺処分はされない計画ですから、例えばchange.orgで立ち上がっているノネコ管理計画の反対署名運動の署名人数がただいま8万4千人ほど、この中で
「猫を飼ってみたい」
「飼う予定があるがどの子をお迎えするかはまだ決めていない」
という方がノネコの数だけ譲渡希望者になれば、そもそも安楽死はないんですよね。
譲渡認定者になっていただくだけでノネコ譲渡が可能になりますから、是非約8万4千人の方々の50分の1の方々だけでもいいので、譲渡にも興味を持っていただけると良いですよね。
譲渡という道が確かにあるノネコ管理計画は殺処分計画ではありません。
もし殺処分計画だったら
もし仮に、ノネコ管理計画が殺処分計画だった場合。
殺処分が大前提であればそもそも捕獲する必要がないわけですから、効率を考えてもマングースにかけるような、入ったら死ぬ罠になるでしょう。
ノヤギは銃殺されることもあるような記述がありましたので(参考:構造改革特別区域計画)、ノネコ管理計画が殺処分計画なら、銃殺されるノネコという可能性もあったわけです。
しかし実際は捕獲できる罠が仕掛けられており、更に1日1回の見回り、そして譲渡される道もある計画なのでやはりどう考えても殺処分計画ではないのです。
1週間後に譲渡者がいなければ安楽死!が嫌な場合、できること
ノネコ管理計画はノネコを殺処分する計画ではありませんが、1週間ほど譲渡者が現れないとできるだけ苦痛を与えないように安楽死という道を辿ります。
しかし、譲渡者がノネコぶんいれば安楽死という道はなくなったも同然となります。
ですがこの事実に気づく人はとても少なく、「殺処分反対!」と叫ぶ方の多くは、ノネコは譲渡の道があることに触れません。
ノネコは反対署名に署名しても救われませんし、愛護団体に寄付してもノネコに使われることはないこと、気づいてください。
けれどノネコ譲渡者希望のページをシェアしたり、ノネコ譲渡者から譲り受けるなどでノネコが救われる道は増えていきますので、是非とも反対と騒ぐだけではなく、ノネコは譲渡の道があること、ここを忘れないでほしいです。
↓ノネコ譲渡希望者募集ページはこちらだよ!↓
まとめ
そもそも殺処分計画だというのが間違いなのですが、中々どうしてこの間違った情報は消えませんね。
しかし反対と叫ぶより、譲渡希望者募集ページをシェアするほうがまだノネコのためになるでしょう。
是非よろしくお願いします。
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